小説「用心棒日月抄」(藤沢周平著)
今、読んでいる本は「用心棒日月抄(じつげつしょう)」シリーズ(新潮文庫)です。「用心棒日月抄」「孤剣」「刺客」「凶刃」とあり、私は3作目の「刺客」から入り「用心棒日月抄」「孤剣」まで進んでいます。
うちの奥さんは郷里が山形県鶴岡市なので同郷の藤沢周平の大ファンなのです。と言っても小説ではなく海坂藩のモデルが鶴岡であることと藤沢周平を知っているかららしいのですが。その関係で私は藤沢周平の文庫本を探してきて良く読みます。
この小説は、主人公の剣士・青江又八郎が訳あって脱藩して江戸おり、口入れ屋の世話で用心棒などをやりながら時代の事件に関わっていく話です。読んでいるとまるでドラマをみているように頭の中に空想の世界が広がります。口入れ屋・相模屋吉蔵は狸親爺みたいだし、同じ仲間・細谷源太夫は巨漢で大酒飲み。特になぞの嗅足組の女性・佐知や、許婚から妻になる・由亀は雰囲気が素敵です。
「用心棒日月抄」「清左衛門残日録」「蝉しぐれ」といい藤沢周平は女性の描き方がなんとも言えずいいですね。
もっとも新井白石の事を描いた「市塵」は固くて読みにくかったですけど。





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